こんにちは。
今日のテーマは「ヘアカラーは痛むのか」です。
答えを最初に言ってしまうと
「ほとんどのヘアカラーは痛みます。でも痛みません。」
とまぁ、訳のわからない事を言っていますが
できるだけ簡潔に分かりやすく説明してみようと思います。
“ほとんどの”と言いましたが、ヘアカラーの中にはもちろん全く痛まないものもあります。
ヘアマニキュアや、カラートリートメントの類ですね。
これらはもちろん髪に負担は全くかかりませんが、ある意味特殊な薬剤なので、ここでは割愛させていただきます。
まず、ヘアカラーで髪が傷む。とは一体どういう事を言っているのかをハッキリさせなければいけませんね。
一般的に髪が傷むということは
「色が黄色く、ツヤがなくなっている」
「パサついている」
「髪が絡む」
「髪が広がる」
ほとんどの方はだいたいこんな感じの認識だと思います。
次に、一般的に言われているヘアカラーは“ヘアダイ”、“オシャレ染め”、“白髪染め”などと言われているアルカリカラーのことです。
これは地毛を明るくさせながら、目的の色を発色させるものです。
地毛を明るくする作用が無いと、黒い画用紙に絵の具で絵を描くようなもので、まったく色が分かりません。
なので、髪を「明るく」させる必要があります。
実はこの「明るく」させる作用が髪を痛ませる一番の原因なのです。
先ほど僕は「髪を明るくさせないと、色が分からない」と言いましたよね。
じゃあ「すでに明るい髪を染める場合は?」
そうです。明るい髪を染める場合はこの“髪を明るくする”成分を極限まで少なくしても問題がありません。
薬剤には主に“暗い部分を明るくする薬剤”と“既に明るくなってる部分用の薬剤”があります。
毛先のダメージが気になる部分には、この“既に明るくなってる部分用の薬剤”を使用すれば、髪はほとんど傷む事はありません。
ですが!!アルカリカラーをする上で、厳密にはダメージはゼロにはならないのが現実です。
そこで、今日の答え
「ほとんどのヘアカラーは痛みます。でも痛みません。」
傷むって言ってるのに、痛まないってなんじゃそりゃ。ってことですが
毛先用に優しい薬剤を使えば、極限までダメージは抑えることができます。
ですがアルカリカラーである以上ダメージはゼロにはできません。
ですが、髪は痛んでいません。
なぜか。
先ほど、髪のダメージとは
「色が黄色く、ツヤがなくなっている」
「パサついている」
「髪が絡む」
「髪が広がる」
こういった状態だと、ご理解いただけたと思います。
つまり、逆説的にいえばこういった状態じゃなければ、痛んでいるとは言えないのではないか。
ということになります。
ヘアカラーをすると
①色味が綺麗になり、黄味が抑えらる
②色が綺麗に染まれば、ツヤが出てくる
③髪の絡みはトリートメントなどでキューティクルを整えればなくなります
④カラー後の髪は、染料のおかげで膨張します。つまり重くなるので、収まりもよくなります。
つまり、ヘアカラーをした方が痛んでいるという状態になりにくいということになります。
結論
ダメージが気になる場合は、“既に明るくなってる部分用の薬剤”を使用することで極限まで髪への負担は減らせます。
また、ヘアカラーをしたほうが、髪が痛んだ状態から脱出することができます。
つ ま り
気にせずどんどんカラーしましょう!!
ただし、“暗い部分を明るくする薬剤”で毛先まで塗れば、それ相応の髪への負担がかかります。
そういった場合は注意が必要です。
ですが、何度も申し上げているように、ヘアカラーをした方が絶対的に髪が綺麗に見えますので
髪に負担がかかっていたとしても、一概に髪が痛んでいる状態になるとは限りません。
「ほとんどのヘアカラーは痛みます。でも痛みません。」
つまり
「カラーリングは少なからず髪に負担があるが、カラーしたほうが髪が綺麗になります。」
ということですね。
お後がよろしいようで。
Hair Colorist/内田 アツシ
Ari•gate / COLOR ing CAFE
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